1999年の初めに手に入れたC管です。それまではBACHの229を使用していましたが、かなりやっかいな現代曲を演奏しなければならなくなり
BACHはちょっと音程がとりづらいのと、Hパイプが私には少し合わない気がしていたので「YAMAHA」なら・・と考え、当時「ネロ楽器」の尾和さん(現在は野中貿易)にYAMAHAのC管をお願いしました。朝リハーサル室に行くと3本置いていてくださいました。その中にこのリバース管があったのです。吹いた瞬間「!?!?!」と言葉にならないほどの驚きで感激しました。後日知ったのですが、この楽器は亀山敏明氏が製作した<プロトタイプ>のC管だったようです。リバース管のおかげでリードパイプは長くとってあり音程も正確で、ほとんど換え指を必要としません。入手した当時はシルバーでしたが、かなりメッキの傷みが進行したのでやはり亀山氏に依頼してオーバーホールと金メッキを施していただきました。大変柔らかい豊かな倍音を持つ楽器に仕上がりました。現在C管はこれ1本で頑張っています。本当にすばらしい楽器です。 ほかの楽器を見る 最初へ戻る